
新発売!Raspberry Pi 2 Model B を紹介!
Edisonの記事はまだまだ続きますが、今回はRaspberry Pi 2 Model Bを紹介します。
Raspberry Pi紹介
種類
Raspberry Piはイギリスのラズベリーパイ財団が開発しているシングルボードコンピュータです。主に学校でのコンピュータ教育を目的にしているため、教材として扱いやすいように小さく、安価なのが特徴です。
2015年3月の時点で、5つのモデルが発売されており大きく分類すると、
第1世代
- 標準モデル(Model B、B+)
- 廉価版モデル(Model A、A+)
第2世代
- 標準モデル(Model B)
となっています。
最も安価なModel A+は、日本の代理店(RSコンポーネンツ)から2620円(送料別)で入手することができます。
(ちなみに、Edisonは10,000円前後するので、Edisonに比べるととても安いです!)
TONGARISMでは、最新版である第2世代の標準モデル Raspberry Pi 2 Model B (以降Raspberry Pi 2)を紹介していきます。
対応OS
公式サイトで配布されているOSは6種類ありますが、第2世代のRaspberry Pi 2に対応しているのは下記の3種類だけになります。
- RASPBIAN(Debianベース)
- SNAPPY UBUNTU CORE(Ubuntuベース)
- RISC OS(ARMに特化した非Linux OS)
今回は、この中でも一番普及しているRASPBIANを使っていきます。
外観
パッケージとRaspberry Pi 2
パッケージとRaspberry Pi 2を並べてみました。
カラフルなパッケージと基板上のラズベリーのロゴマークがおしゃれです。
パワーアップを実感する
第1世代のモデルに比べて、どのくらいパワーアップしているのか、Raspberry Pi B+とRaspberry Pi 2の処理速度を比べてみました。
比べ方
Raspberry PiはマイクロSDカードから起動します。第1世代と第2世代では使われているCPUが違いますが、RASPBIANはどちらのCPUでも起動できるような仕組みになっているため、一枚のマイクロSDカードを使って、それぞれの以下の処理にかかる時間を計りました。
- 電源オン(マイクロUSBケーブル挿入)から login のプロンプトが表示されるまで
- startxコマンドを実行してから、GUIが表示されるまで
結果
動作速度計測の様子を撮影してみました。
loginプロンプト表示、GUI表示のどちらもRaspberry Pi 2のほうが、ほぼ2倍の速さという驚きの結果になりました。
CPUのクロック数だけを見ると、Raspberry Pi B+の700MHzに対して、Raspberry Pi 2は900MHzと、そこまで大きな差はないのですが、CPUアーキテクチャの違い(ARMv6とARM Cortex-A7)やCPUコア数の違い(1コアと4コア)が効いているようです。
Raspberry Pi 2 | Raspberry Pi B+ | 倍率 | |
---|---|---|---|
電源オンから login表示まで | 15.8秒 | 30.0秒 | 1.9倍速 |
startx実行から GUI画面表示まで | 5.5秒 | 11.2秒 | 2.0倍速 |
次回は…
RASPBIANに搭載されているアプリケーションを使ってRapsberry Piの魅力を実感してみたいと思います!!