第1回 NFC HCEって何?

日常生活の中で、Suicaを使って改札を抜けたり、EDYなどのおサイフケータイ機能を使って買い物をしたりと、世の中にNFC(Near Field Communication)がかなり浸透してきているのを、皆さんも実感している事と思います。またポイントカードとしても使ってたり、Nintendo 3DSではamiiboという新しい遊び方が提案されたり、NFCの活躍する場所が増えています。

と、ここまではユーザ観点での見方。

NFCを使って、自分たちで独自のシステムを生み出したいと思いませんか??
でもこれまでは、このハードルがすごく高かったんです。
NFCは「Reader」と「Card」という関係があって初めて成り立つ技術なのですが、この「Card」の部分が曲者だったんです。

遊びで使う分にはどうでも良いことなのですが、ポイントカードや、電子マネーとしてこのNFCを使おうとすると、偽造が怖いですよね。この偽造を回避するために、NFCカードは「SecureElement」という領域にデータを持っているのですが、この中のデータを完全に参照するためには「」が必要です。(日本のおサイフケータイでは、この「SecureElement」はSIMカードの中に組み込まれていることが大半です。)この鍵を入手するためには、NFCカードを発行した会社に問合せて…と、これだけでもハードル高いですね。

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そこで登場したのが、「NFC HCE(Host-based Card Emulation)」という技術です。何がすごいかと言うと、スマートフォンのアプリとして「SecureElement」が自分で作り出せるんです。つまり、スマートフォンさえあれば、自分でポイントカードや電子マネーなどを自由に作り出せるんです!!既に海外ではもうNFC HCEを使った決済システムが使われ出してます!!

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ちなみに日本では、現在この「NFC HCE」という機能が使えるのは、Android 4.4以降を搭載したスマートフォンの中でも、一部の機種に限定されます。今確認出来ているのは、「Nexus6, Nexus5, Nexus7(2013)」辺りです。

しかし今後はもっと増えていくハズです!
このビッグウェーブに乗っかろうじゃありませんか!!

という事で、実際にこのシリーズでは、NFC HCEを使って小さな決済システム、トンガロイドペイを構築してみようと思います。

次回をお楽しみに。

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